2005年12月アーカイブ
過蓋咬合
不正咬合のひとつですが、幼児期の歯科検診で指摘されても、生え変わりを注意していきましょう、といわれるぐらいで、あまり積極的な治療勧告がなされていないようです。
ぱっと見た時に、歯並びが悪い感じがしないのですが、正常な歯並びの場合と比べると、ガミースマイルといって、軽く笑ったときに上顎の歯ぐきが見えたり(普通は、大きく笑わないと歯茎は見えません)、下の前歯が窮屈に重なったり曲がって生えたりしていることが多いです。
歯ぐきの骨の発育不足、噛む筋肉が強すぎる、顎先のオトガイ筋が緊張している場合に起こるとも言われていますが、
両手で頬杖をついていたり、体育すわり(三角すわり)のときに顎を乗せる、下唇を上の前歯の裏に巻き込むような癖も原因となります。
過蓋咬合をそのままにしておくと、下の前歯の凸凹に加え、下顎が十分発育できず相対的に上顎が突出したような顔貌になったり、顎の動きが制限され顎関節症になったり等の危険があります。
乳歯列期や、生え代わりが始まったころの過蓋咬合は取り外しのマウスピース装置で改善することができるので、気になる方は早めに一度相談されることをお勧めします。
カテゴリ:過蓋咬合治療
子どものうちに始める矯正治療
堀歯科医院では、子どものうちから矯正治療をはじめることをおすすめしています。
子どもの歯並びのうちは様子を見て、大人の歯並びになったところで、短期間で歯並びをそろえるのが一般的な方法ですが、
体が成長する時期には、かみ合わせも、お口周りの筋肉も発達します。
そういう時期に、後で治すからといって、うまく咬めない状態、筋肉に無理がかかる状態で過ごしていいのでしょうか?
治せる状態だったら早いうちに治してあげたほうが、健康と発育に良いと考えています。
しかし、お子さまによっては、小さいうちの矯正装置のストレスが強かったり、いじってすぐに壊してしまう、歯みがきをしないでむし歯を作ってしまう、など治療できなかったり、何もしないほうがいいと判断される場合もあります。
思春期になって本人に歯並びをきれいにしたい、という気持ちができたところではじめたほうが、自分もがんばるのでうまく行くケースもあります。
基本的に早期治療をおすすめしていますが、お子様の状態、ご家族の方とよく話し合って治療の進め方は決めていきます。
カテゴリ:子どもの矯正
ムーシールド治療費
堀歯科医院の反対咬合の治療費用は367500円〜ですが、
乳歯の歯並びで、とりあえずムーシールド治療を受けてみたい、それ以上の治療についてはあとから考えたい
という方のために、ムーシールドのみの料金を設定しております。
初回矯正相談料 3150円
ムーシールド治療1年8万4千円
ムーシールドを使えるようになって半年たっても変化が見られないときは、
状態によりますが次の段階の治療へ進むことをおすすめします。
ムーシールドは乳歯列用と6歳臼歯が生えてから用の2サイズあります。
乳歯列用を、永久歯が生えてきてからそのまま使っても効果はなく、永久歯のかみ合わせに悪影響を与える場合もあります。
また、永久歯の生えてくる時期では、3・4歳のころの治療と違って、治療を急ぐ必要がありますから、状態によっては他の治療または併用をおすすめします。
カテゴリ:3歳からの反対咬合(受け口)治療
乳歯の反対咬合の治療3
ムーシールドとチンキャップでの治療は、細かい歯並びを直す治療ではなく、
あごの前後的な位置
下顎の成長の向き
を整える治療です。
これらだけで、ガタガタの歯並びをきれいに整える事はできません。
歯並びを整えたり、永久歯が生えるために足りないスペースを作ったりするのはまた別な装置を使って治す必要があります。
歯並びを整える装置と、チンキャップの両方を併用することもあります。
カテゴリ:3歳からの反対咬合(受け口)治療
乳歯の反対咬合の治療2
ムーシールドだけでは治らなかったときは、
また、ムーシールドでは治せない重度の反対咬合のときはチンキャップや上顎前方牽引装置を使います。
チンキャップとは、ベルトの帽子をかぶり、あごの部分をゴムで引っ張りながら押さえる、お口の外で使う装置です。
お家にいるときだけ使います(夜寝るときも)。
チンキャップも矯正装置の一種ですので、短期間使ってやめてしまうと後戻りがおきます。
つけるのは家にいるときだけなので、充分長期間使い、治った咬み合わせを安定させます。
(治療開始年齢にもよりますが、チンキャップを使うのは長くても10歳ぐらいまでです。)
カテゴリ:3歳からの反対咬合(受け口)治療
乳歯の反対咬合の治療1
前から数えて5番目の奥歯が2歳過ぎに生えてきますが、その歯が咬みあって、3歳になるころには乳歯の歯並びと咬み合わせが完成します。
そのため、乳歯で反対咬合(受け口)になっているときは、3歳までは様子をみます。
3歳になっても反対咬合のときは、なるべく早く治療を開始します。
一番初めは、ムーシールドというプラスティック製のマウスガードを夜寝るときお口に入れる治療をします。
痛みのない装置なので、3歳半ぐらいになればたいていの子は使うことができます。
3ヶ月から6ヶ月で咬み合わせが正常になりますが、治ったところですぐやめてしまうと元に戻ってしまうので、治ってからもしばらく使い続けます(最低でも、咬み合わせが治るのにかかったのと同じ期間以上)。
カテゴリ:3歳からの反対咬合(受け口)治療
乳歯の反対咬合の自然治癒率
下の歯が、上の歯より前にあるかみ合わせを受け口(反対咬合)といいます。
横顔が、下顎が前に出たようになります。
乳歯の歯並びの時からみられることが多い不正咬合ですが、
健診で反対咬合と言われて、歯科医院を受診しても、永久歯に生えかわるとき治るかもしれないのでそれまで様子を見ましょう、といわれることが多いです。
では、様子を見ていて、実際どのくらいの割合で自然に治るのでしょうか?
愛知学院大学の矯正の永原先生の報告では、 乳歯列期の間、反対咬合だったお子さまはでは、 永久歯が生えてきたときに自然治癒したのは6.4%、残りの93.6%の子は永久歯の前歯も反対咬合だったそうです。
堀歯科医院では、乳歯のうちから反対咬合の治療を開始する事をおすすめしています。
カテゴリ:3歳からの反対咬合(受け口)治療
咬合誘導
子どもの歯から大人の歯に生えかわり、大人の歯並びが完成するまでの時期に、歯並びを悪くする要因を取り除き、歯の生えるスペースを作ってあげ、きちんと咬み合う健康なお口の機能を獲得できるようお手伝いしてあげることを、咬合誘導、口腔育成、口腔生育、などといいます(厳密にはそれぞれ定義が違います)。子どもの矯正治療も、この咬合誘導の概念のなかに含まれます。
カテゴリ:子どもの矯正
不正咬合を予防
むし歯はおうちでの努力で予防可能です。
おやつは甘いものを減らし、毎晩仕上げ磨きをしてあげて、フッ素のうがい、フッ素入りの歯みがきを使ったり、歯科医院でフッ素塗布を受けたりすると思います。
歯並びはどうでしょうか?
歯並びが悪くならないように、よく咬んで食べ、虫歯はすぐに治して、それでも歯並びが悪くなる場合があります。原因はいくつか考えられますが。
不正咬合の予防は、おうちの努力だけでは難しいので、歯科医院での積極的な不正咬合の予防をおすすめします。
カテゴリ:子どもの矯正
矯正治療はいつから?
お子さまの歯並びで気になることがありましたら、まずは小児歯科か矯正歯科を受診して相談されてください。
装置を使った歯並びの治療を始めるのは、たいてい小学校に入ってからですが、受け口(反対咬合)の場合は4歳ぐらいから治療を開始する場合もあります。
矯正装置をお口に入れなくても、食事の食べ方、指しゃぶり・唇をかむ癖などへの対応、舌のトレーニングなど、歯並びのためにやることはあります。
大人の歯が生えてきているのになにもせず様子を見ていて、自然に良くなることはまずありません。
例外は、下の前歯が乳歯が残っているのに後ろから生えてきたときで、これは乳歯を抜くと舌に押されて前に出てきます。
カテゴリ:子どもの矯正


