インビザライン・ティーン プレシジョン・ウイング

インビザラインティーンに、アライナーでの下顎誘導オプションが加わりました!

プレシジョン・ウィングというもので、上顎前突の治療の際に使用します。

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上顎前突(いわゆる出っ歯)の多くは、上顎が出ているのではなく、下顎が奥まっている下顎後退症です。

当院では、咬合斜面板、ハーブスト、アドバンシンク2など下顎前方誘導装置を併用した矯正治療を行っておりましたが、

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それらの下顎前方誘導装置と同様の仕組みが、アライナーに組み込まれています。

アライナーで歯並びを整えながら、同時に下顎の前方誘導が行えますので治療期間の短縮にもつながります。

このプレシジョン・ウイングは、アライナーと一体化しているので、外すことが可能です。

外した状態で歯磨きをするため、お口の衛生状態も良好に保つことができます。

大きさはバーブスト等より大きくなりますが、アライナー素材で滑らかに作られています。

バーブスト装置が歯から外れて緊急来院、という事態も防げます。

下顎の前方誘導のためには、嚥下時に下顎が奥へ下がらないことも大事なので食事中も前方位を維持できる固定式の方がその点有利ですが、プレシジョン・ウイングでも普段自然に唾を飲むときの前方位は取れるのでそこから慣らしていけるかと思います。

インビザラインティーンは乳歯が全部抜けたころから治療開始可能です。小学校高学年で口元の突出感が気になる方は、一度ご相談ください。

なお、プレシジョン・ウイングに限らず、下顎前方誘導の治療は10代までの患者さん向けです。成人の方は違う方法での治療となります。

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