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過蓋咬合

奥歯で咬んだ時、下の前歯が上の前歯に隠れて見えない状態を過蓋咬合(かがいこうごう。別名ディーブバイト)といいます。
不正咬合のひとつですが、幼児期の歯科検診で指摘されても、生え変わりを注意していきましょう、といわれるぐらいで、あまり積極的な治療勧告がなされていないようです。

ぱっと見た時に、歯並びが悪い感じがしないのですが、正常な歯並びの場合と比べると、ガミースマイルといって、軽く笑ったときに上顎の歯ぐきが見えたり(普通は、大きく笑わないと歯茎は見えません)、下の前歯が窮屈に重なったり曲がって生えたりしていることが多いです。

主な原因は、上顎の骨の前方成長不足による下方成長です。
咬む筋肉が強すぎる、顎先のオトガイ筋が緊張している場合に起こるとも言われていますが、
両手で頬杖をついていたり、体育すわり(三角すわり)のときに顎を乗せる、下唇を上の前歯の裏に巻き込むような癖も影響します。

過蓋咬合をそのままにしておくと、下の前歯の凸凹に加え、下顎が十分発育できず相対的に上顎が突出したような顔貌になったり、顎の動きが制限され顎関節症になったり等の危険があります。

乳歯列期や、生え代わりが始まったころの過蓋咬合は取り外しのマウスピース装置で改善することができるので、マウスピースは根本的な原因の改善はできません。

現在は、5から8歳ごろの過蓋咬合に対しては、原因に対する治療が可能なバイオブロック・RAMPAによる前方成長治療を行っております。

カテゴリ:過蓋咬合治療

5歳からの歯列矯正・過蓋咬合

過蓋咬合の場合、下顎が前方向に成長しにくくなり顎が小さくなったり、上の歯にブロックされて顎運動に影響が出る可能性があります。

これまで幼児期には、歯並び・咬み合わせに問題があっても、

まだ治療できない、あるいは、永久歯が生えてくるまで様子をみましょう、
といわれることが多いようです。

お口の状態にもよりますが、堀歯科医院では、

反対咬合、過蓋咬合は幼児期からの早期治療の対象です。
体が大きくなる大事な時期に、咬み合わせが悪いままではよくないと考えているからです。


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