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咬合誘導 小児矯正

子供のうちに開始する矯正治療(咬合誘導)についてお話します。

7〜8歳ぐらいに前歯が永久歯に生えかわりますが、小さな乳歯のあとに大きな永久歯が生えてきて歯並びが崩れることがあります。

私達は、歯科矯正はお子さんの将来への投資と考えています。(もっと言えば、お子さんの未来が変わります。)

歯並びを変えることにより、顔貌(顔の輪郭)が変わるからです。

自分の顔に自信が持てると、表情はもちろん性格までも明るくなります。

また、歯並びが悪い状態だと、むし歯・歯周病にも罹りやすくなったり、奥歯でがっちり咬めないことも多いため、頑張りが利かないからだになります。

どのように治療を進めるかは、お口の状態によって異なりますが、なるべく取り外しできる装置や裏側の目立たないシンプルな固定装置を使います。

平成25年10月3日追記
現在、堀歯科医院では、より治療効果の高い前方成長治療をお勧めしています。

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矯正歯科治療とは

悪い歯ならびや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして、きれいな歯ならびにする歯科治療です。矯正装置を通じて、歯やアゴの骨に力をかけてゆっくりと動かして、歯ならびと噛み合わせを治していきます。(日本矯正歯科学会サイトより)
矯正治療に用いる装置には様々な種類があります。どれも、基本的には今の顎の骨の、歯槽骨という歯が生えられる骨の中で歯を移動させるものです。
そのため、骨格的な問題によっては治療に限界があり、理想的なところへ歯を移動することができない場合もあります。
顎の骨と歯の大きさの調和が取れていないときは、小臼歯を抜いてバランスをとることもあります。

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不正咬合

歯がふぞろいだったり、上下の アゴの歯ならびがお互いにちゃんと噛み合わない状態を、専門的には「不正咬合」といいます。

この不正咬合をそのままにしておくと、

  • 食べ物がよく噛めない
  • ことばが明瞭でなくなる
  • むし歯になりやすい
  • 歯槽膿漏になりやすい
  • 口臭の原因になる
  • アゴの関節に負担をかける
  • 歯を折ったり、ケガしやすい

などの問題がでてきます。

日本矯正歯科学会サイトより

不正咬合や歯列不正と言われる状態は、見た目の審美・美容的な問題だけでなく、
歯磨きしにくいため虫歯や歯周病になりやすくなります。

咬み合せのバランスが悪いことで、あごの関節に負担がかかり顎関節症になったり、
特定の歯に咬む力が集中することで
歯の破折のリスクが高まる、歯周病が重症化しやすい、などの問題もあります。

よく噛んで食べることは健康増進につながります。
歯列不正で(無自覚かもしれませんが)噛み難い状態は、生活習慣病にもなりやすくなります。

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咬合誘導・小児矯正

咬合誘導の目的

1.歯、歯列、顎の成長発育が正しく進行するよう、乳歯、乳歯列を保護する

2.歯、歯列、顎、顔面頭蓋の正常な成長発育を阻害する因子の発生を防ぎ、また、これを除去する

3.口腔諸器官の異常を早期に発見し、簡単な処置によりこれを阻止し、かつ除去するよう努力する

(現代小児歯科学 医歯薬出版株式会社)

咬合誘導、小児矯正、口腔育成、等、こどもの矯正は、成長期の子供のうちに、
永久歯がよい位置に生えられるよう土台を整える治療となります。

床矯正も、主に小児を対象とするため、大きく見ると咬合誘導に含まれます。

上顎の幅が狭かったり前歯の叢生の為、下顎が後退した位置で成長し、下顎の発育が悪い下顎後退症の状態は、
小児期に適切な咬合誘導治療を行うことで改善し、デュアルバイト(二態咬合)になることを予防することができます。

また上顎が小さく、下顎が左右的にずれた位置で咬む交叉咬合も、そのまま成長すると下顎の骨格的左右差となってしまいます。
上顎の骨が完成する前は、顎の幅を拡大することも可能で、交叉咬合が改善しやすくなります。

良い発育が誘導できれば、永久歯列に対する処置がいらない可能性もありますが、
基本的には、永久歯列になったら仕上げの歯列矯正を行うことをお勧めしています。

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咬合誘導と成人矯正の違い

咬合誘導は、永久歯の歯並びのための土台作りを行います。

小児期に開始することで、
上顎の幅を広げること、
下顎の左右非対称を緩和すること、
下顎後退症の改善
などが可能です。

また、永久歯の生える場所を用意することで、
ワイヤーで仕上げる時の歯の移動量を少なく、後戻りしにくくします。

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歯並びに、口の筋肉は大事な役目をします。

歯は、外側の唇や頬の筋肉と、内側の舌の筋肉のバランスのとれたところに並びます。
このバランスが崩れることで、歯並びが悪くなります。

舌の位置が上下的に低い位置にあると、上顎には外へ大きくする力がかからず、
下顎ばかりに力がかかり、下顎が前に出た反対咬合になりやすくなります。

舌を上下の前歯の間に挟んでいると、開口といって、前歯が空いたかみ合わせになります。

頬づえや指しゃぶり等で、外側の力が強まると、幅が狭い歯列になります。

下唇を上の前歯で咬んでいると、歯が唇の力で押されて出っ歯になります。

歯の位置はその周囲の筋肉の力に著しく影響される。

歯列の内側と外側とからは筋力が働き、それらの均衡のとれているところに歯列が形成される。

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現代小児歯科学 第5版 基礎と臨床 黒須一夫編 医歯薬出版株式会社

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